2021年3月28日日曜日

すみません 春の愚痴です

ずいぶんとごぶさたしました。

苦手な季節到来。

花粉アレルギー症の体調管理が難しいのに

年度替わりで「別れ」と「出会い」が錯綜するから

理由もなく涙もろくなるのです。

かの作曲家タケミツ氏も春は苦手で「桜も嫌い」と仰っていたし。

かすかにうずくような痛みが、胸の奥に鈍くのこるのです。

どっぷり泣きたいのに 涙はきちんと流れてくれないのだ…

 そんな季節に生まれたのは

いつも「不完全燃焼」をかかえて 生きていけということか…。

白黒つけたがる性格なのに。

いつまでも大人になれない 自分がいるのです。

春の愚痴です。すみません。





2019年4月9日火曜日

苦手だ・・・

逆上がり
バタフライ
ベートーベンのピアノソナタ
求肥
笑えないギャグ
根回し
ブーツ

そして
真正面からの批判ではなく 
ただの 悪口・・・としか受け取れないもの




2018年9月1日土曜日

まだ書いてるよ・・・と

17年前の今日(2001年9月1日)。不慮の事故で旧友が鬼籍に入った。
高校卒業以来、会う機会を逸していたが
その活躍はメディアでもよく取り上げられていた。

プロとしてまさにこれからというとき。
未熟者の自分は、いまだ花咲かず 引退もできず
縦のものを横に、横のものを縦に 愚直な手作業をつづけるばかり。

だから、「まだ、書いてるよ」と 伝えるしかない。


2017年12月19日火曜日

それでも、歌う

昨日は、実に10数年ぶりのライブハウス。
大御所が率いるカルテット。自分を含め、リスナーの年齢層もかなり高く
内心、ほっとする雰囲気でありました。

ライブハウスのオーナーによれば、
昨今の若い人たちはあまりジャズを聴かないとか。
「どうしても年齢は高めですねえ」

そのせいか、演奏時間はきっちり始まり、きっちり終わり。
かつてのルーズな進行はどこへいったの?
ま、寒いし、みんな早く帰って寝たいもんね。

昔は、煙にくもっていた会場も、いまやクリーンな空間と化していて
よーくみえることみえること。
そして、リスナーはノンアルの皆様ばっか。
なんとなーく「品行方正」だなあ。
(ま、最近は寄席も「飲食禁止」が多いからね)。

しかし、演奏はなかなかのもの。
若手のTp君は素晴らしく、DBさんは超絶技巧の職人芸♪
そして「あー、むっずかしー」といいながら、自作のフリージャズを
華麗に奏でるオンタイのPf♪ がんばれー♪
「クルディッシュダンス(クルド人の踊り)」の9拍子は
判りやすいけど、踊るにはむずかしすぎ。

アンコールは、みなさまの A train♪
クリスマスもお正月も関係ない
師走の月曜日、小粋なコンサートでした。



2017年1月29日日曜日

鼻びしびしの・・・

先日、威勢よく再開宣言したのであったが・・・、
スワ! みごとに鼻風邪か?
否否。
これは、きっとあの花粉アレルギー。

鼻びしびしの、箱ティッシュ恋し。
ああ、こうなるとメイクのし甲斐もなく・・・。
マスク美人になるしかない。

そう、別に、重松清のせいじゃない。


2017年1月22日日曜日

再開します

いろいろあったけど、というか、ただの怠けものデシタ。
3年ぶりに当ブログ再開します。

以上。ご報告。

2013年11月14日木曜日

wave♪に満たされて

立冬も過ぎた小春日和の11月9日。合唱団のコンサートを聴きに行く。
<横浜国立大学グリークラブOB合唱団第12回定期演奏会>
会場は、3.11の震災後、今年4月に復活を遂げたミューザ川崎シンフォニーホール。

ステージ構成は5部。卒業年度で分けた3団体のグリークラブによる演奏である。
内訳は、主催者でもある総勢約70名のプラチナシニアによるOB合唱団(第1・2・5 St)、
現役大学グリークラブ(第3)、平成卒業OB合唱団(第4)というもの。

プログラムは、現代作曲家の無伴奏を基本とした宗教小品集(第1)、
テキストのモティーフを百人一首に求めた組曲「帆は風に鳴り」(第2)、
古今東西からスケールの大きさを感じさせる叙情詩を集めた「天景」より(第3)、
男声合唱の定番コンビ作品「北斗の海」より(第4)、最後はポピュラー曲集で構成された。

それぞれ特徴のあるステージだったが、第2から4までは「海」が題材。
最終ステージでは、総勢140人弱、およそ3世代にわたるスケールの大きな「音」に
ホールが包まれ、先ごろ亡くなった三善晃編による「夕焼小焼」では、
140人のユニゾンとピアノの協奏が圧巻を極めた。
アンコールは定番の「月ピエ」(「月光とピエロ」)より「ピエロ」。

男声合唱の魅力を一言で表すなら「音の重層性」だ。
全体の音域が低いため、倍音の鳴り方が混声や女声と比較にならない。
少人数でも和音がはまれば、3倍以上の響きが生まれる。
同じホールで同じ曲を演奏しても、倍音という素敵な“おまけ”が聴こえてくるのだ。
今回のコンサートでもその期待は裏切られることはなかった。

それは、共通テーマが海ということもあり“音の波”にあらわれた。
例えば「帆は風に鳴り」では、繊細でロマンティック、ときにはリズミカルな波に、
「天景」は無伴奏らしく無駄な要素をすべて取り去ったストイックな波に、
「北斗の海」は詩人・草野心平がかいた白描の劇的な波に。

歌う側とすれば、かなりハードルの高い難曲も入っている。
指揮者が若い故か、第1ステージは昨今の合唱コンクールで流行りの曲もあり、
無伴奏部分の後からピアノが入る曲では、聴く側も緊張を強いられる。
とかくそうした曲は「労多くして功少なし」なのだが。
それでも、“従順に”“健気に”タクトについていくOBグリーたち。
第5ステージではフェローも加わって解放感たっぷりに歌心を披露してくれた。

男声合唱の魅力をもう一つ。
メロディの歌い方がロマンティックでエレガントであること。
これも音域が低いためだろうか。メロディに対してある種の飢餓感でもあるのか。
琴線に触れるフレーズが登場したパートは「待ってました!」とばかりに喜び、
女声も真似のできないほど艶のある歌を紡ぎ出す。
第5ステージで音の質量がぐわんとアップしたのは言わずもがなだ。

締めは客席も一緒になっての全体合唱「見上げてごらん夜の星を」。
キーがヘ音域すれすれだったので、とてつもなく高いソプラノで失礼したが、
作品の背景が時代・ロケーションともにマッチしすぎていて、
胸が熱くなったのは自分だけではないだろう。
いくつもの波に洗われ、包まれて、生まれ変わったホールも歓喜を共にしたにちがいない。







<参考>
「帆は風に鳴り」(詩:宗左近/曲:林光)
「天景」(詩:大岡信・萩原朔太郎 他/曲:橋本剛)
「北斗の海」(詩:草野心平/曲:多田武彦)
「月光とピエロ」(詩:堀口大學/曲:清水脩)
「見上げてごらん夜の星を」(詩:永六輔/曲:中村八大)