2012年4月30日月曜日

西向きの猫、南側の墓地~回転の話

「回転」といってもフィギュアスケートの話ではない。
画像の編集メニュー、いや、視点の回転というべきか。
Twitter や FaceBook をかざるアイコンには、
その人のキャラクターをうまくあらわした画像が使われている。

本人に次いで結構多いのが、癒し系の猫や犬のペットもの(当サイトも黒猫だし)。
そのなかで、
ファインダーから見る被写体には、ある一つの傾向があると思う。

つまり、証明写真のように真正面のカットには、猫
90度横(なぜか左)を向いたカットには、犬が適しているのではないか
ということ。

もちろん、横向きの猫や正面向きの犬もいないわけではないが。
ざっとイラストを描いてみると
猫の横向き、犬の正面は、書きづらいのは確かだ(みんな、やってみて!)。
「犬が西向きゃ尾は東」っていうし。

霊園や墓地の案内チラシにも、ある一つの法則がある。
目的地がほとんど北側(紙の上部)に描かれていることだ。
ま、これは
チラシの正面のわかりやすい所に、目的地をレイアウトしていることに
依るものかと察するのだが。

地図の性格を考えると、ときどき方角を確認しないと
返って迷いそうなものもある。

なんとなく一般的になっているが、きっと
右利きなどと一緒で、脳の習性やクセによるのだろう。
ときどき常識を覆して視点を「回転」みるのも面白いかもしれない。

2012年4月2日月曜日

ときには agri

あまり生物は得意ではないが、豆苗を育ててみることにした。
一度食した根つき株を水耕栽培して株分けし、土栽培にうつしたのだ。
しかし、びろびろと野放図に“触手”を伸ばしているだけで、
根のほうはなんだか心もとない。

ええい!ままよ。
プランターや土も購入しちゃったし。
失敗したら、また仕入れて食し、リベンジするまでだ。

さて、鉄道マニアの鉄子、歴史マニアの歴女にならび
農業趣味の農ギャルも昨今の流行りらしい。
でも私は「農」の字をみると 「agri =アグリ」という音 を連想してしまう。

以前、みた映画で(たしか「モーリス」だったかと)、
少年時の主人公がラテン語を覚えるシーンがあった。
気弱そうな少年が家庭教師の前で暗唱させられていたのは
agricola (農夫、土地の)という単語の活用だった。
アルファベット順に「a 」ではじまる語彙だったからだろう。

ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」にも
ギムナジウムでラテン語を学ぶ主人公がいた。
ヨーロッパの子どもたちにとって、ラテン語はリベラルアーツの一つらしい。

そんな話はさておき。重要課題は豆苗だ。

神よ!
ポトスを枯らしてしまった前科者ですが、どうか収穫の機会をお与えください。