振り返れば5月は週単位であたふたと過ごしてしまったようで。
このページもごぶさたしてしまった。
さてさて、大型連休はとっくに過ぎた5月14日月曜日に
国立科学博物館で、特別展「元素のふしぎ」展 記者発表が行われた。
水兵リーベ僕の舟♪
現在、認定されている元素は118種類、その名前をおぼえるために
学生時代、こんなごろ合わせの歌で覚えた人もいるのでは?
後半がおもわずにやりとする歌詞もあるから、きっとこの歌は理系男子向け。
灯馬の場合は「貸そうかな、まああてにすな、ひどすぎる借金」だったかな。
歌は思い出せても元素名が出てこないのが文系頭の悲しさよ。
そんな文系頭とみられる記者たちを前に、
化学の専門家たちがどんな説明をするのか、興味があった。
紹介された実験は、割と初歩的なもの。
そして、現在の最注目株レアアース(希土類)は、
木箱に並べられたちっちゃなサンプル。
で、質問は・・・これが出ない(出せない)のがまた悲し。
まちがっても化学者に、レアアースの原価はおいくら?なんて聞けるわけ、ない!
予定される展示内容は、元素を純粋な単体から最先端の製品提示まで。
118種すべてを紹介。隕石、金属、宝石、光、電池、食・・・など
テーマ展示も多様。
身体の構成元素とその割合を計測できる「元素体重計」も半分怖い気もするが
興味深いところ。
10月8日(月)までの開催は、おとなの夏休みにも合わせた企画。
童心に帰ってワークショップに参加してもおもしろい。
ところで、この展覧会の監修にあたったスタッフのプロフィールが目を引いた。
<好きな元素>というインタビューがあったからだ。
最初に研究した元素だからという最もな理由もあったが、
おとなしい顔つきの窒素(N)、身近な元素バリウム(Ba)とコメントしたスタッフも。
いったい、どんなイメージの元素なんだか。
こんなところも、理系のロマンなのか。
特別展「元素のふしぎ」 2012年7月21(土)~10月8日(月・祝) 国立科学博物館(東京・上野公園) |
おなじみ 薔薇もパラパラになる 液体窒素の実験 |
手前の小さなサンプルが希土類(レアアース) これらがどんなふうに展示されるのか PCのモニタに写るのは、118種類の元素周期表 |