2012年6月4日月曜日

「水兵と借金」 お好みの元素は?

気がつくと、おお、もう6月。
振り返れば5月は週単位であたふたと過ごしてしまったようで。
このページもごぶさたしてしまった。

さてさて、大型連休はとっくに過ぎた5月14日月曜日に
国立科学博物館で、特別展「元素のふしぎ」展 記者発表が行われた。

水兵リーベ僕の舟♪ 
現在、認定されている元素は118種類、その名前をおぼえるために
学生時代、こんなごろ合わせの歌で覚えた人もいるのでは?
後半がおもわずにやりとする歌詞もあるから、きっとこの歌は理系男子向け。
灯馬の場合は「貸そうかな、まああてにすな、ひどすぎる借金」だったかな。
歌は思い出せても元素名が出てこないのが文系頭の悲しさよ。

そんな文系頭とみられる記者たちを前に、
化学の専門家たちがどんな説明をするのか、興味があった。
紹介された実験は、割と初歩的なもの。

そして、現在の最注目株レアアース(希土類)は、
木箱に並べられたちっちゃなサンプル。
で、質問は・・・これが出ない(出せない)のがまた悲し。
まちがっても化学者に、レアアースの原価はおいくら?なんて聞けるわけ、ない!

予定される展示内容は、元素を純粋な単体から最先端の製品提示まで。
118種すべてを紹介。隕石、金属、宝石、光、電池、食・・・など
テーマ展示も多様。
身体の構成元素とその割合を計測できる「元素体重計」も半分怖い気もするが
興味深いところ。

10月8日(月)までの開催は、おとなの夏休みにも合わせた企画。
童心に帰ってワークショップに参加してもおもしろい。

ところで、この展覧会の監修にあたったスタッフのプロフィールが目を引いた。
<好きな元素>というインタビューがあったからだ。
最初に研究した元素だからという最もな理由もあったが、
おとなしい顔つきの窒素(N)、身近な元素バリウム(Ba)とコメントしたスタッフも。
いったい、どんなイメージの元素なんだか。
こんなところも、理系のロマンなのか。

特別展「元素のふしぎ」
2012年7月21(土)~10月8日(月・祝)
国立科学博物館(東京・上野公園)





おなじみ
薔薇もパラパラになる
液体窒素の実験

手前の小さなサンプルが希土類(レアアース)
これらがどんなふうに展示されるのか
PCのモニタに写るのは、118種類の元素周期表

  

2012年4月30日月曜日

西向きの猫、南側の墓地~回転の話

「回転」といってもフィギュアスケートの話ではない。
画像の編集メニュー、いや、視点の回転というべきか。
Twitter や FaceBook をかざるアイコンには、
その人のキャラクターをうまくあらわした画像が使われている。

本人に次いで結構多いのが、癒し系の猫や犬のペットもの(当サイトも黒猫だし)。
そのなかで、
ファインダーから見る被写体には、ある一つの傾向があると思う。

つまり、証明写真のように真正面のカットには、猫
90度横(なぜか左)を向いたカットには、犬が適しているのではないか
ということ。

もちろん、横向きの猫や正面向きの犬もいないわけではないが。
ざっとイラストを描いてみると
猫の横向き、犬の正面は、書きづらいのは確かだ(みんな、やってみて!)。
「犬が西向きゃ尾は東」っていうし。

霊園や墓地の案内チラシにも、ある一つの法則がある。
目的地がほとんど北側(紙の上部)に描かれていることだ。
ま、これは
チラシの正面のわかりやすい所に、目的地をレイアウトしていることに
依るものかと察するのだが。

地図の性格を考えると、ときどき方角を確認しないと
返って迷いそうなものもある。

なんとなく一般的になっているが、きっと
右利きなどと一緒で、脳の習性やクセによるのだろう。
ときどき常識を覆して視点を「回転」みるのも面白いかもしれない。

2012年4月2日月曜日

ときには agri

あまり生物は得意ではないが、豆苗を育ててみることにした。
一度食した根つき株を水耕栽培して株分けし、土栽培にうつしたのだ。
しかし、びろびろと野放図に“触手”を伸ばしているだけで、
根のほうはなんだか心もとない。

ええい!ままよ。
プランターや土も購入しちゃったし。
失敗したら、また仕入れて食し、リベンジするまでだ。

さて、鉄道マニアの鉄子、歴史マニアの歴女にならび
農業趣味の農ギャルも昨今の流行りらしい。
でも私は「農」の字をみると 「agri =アグリ」という音 を連想してしまう。

以前、みた映画で(たしか「モーリス」だったかと)、
少年時の主人公がラテン語を覚えるシーンがあった。
気弱そうな少年が家庭教師の前で暗唱させられていたのは
agricola (農夫、土地の)という単語の活用だった。
アルファベット順に「a 」ではじまる語彙だったからだろう。

ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」にも
ギムナジウムでラテン語を学ぶ主人公がいた。
ヨーロッパの子どもたちにとって、ラテン語はリベラルアーツの一つらしい。

そんな話はさておき。重要課題は豆苗だ。

神よ!
ポトスを枯らしてしまった前科者ですが、どうか収穫の機会をお与えください。

2012年3月6日火曜日

嘘じゃないってば!

このテの話題は極力避けようと思っていたのだが、
最近、気になるコトバ、表現を1つ紹介しよう。

それは、
「ホントですかぁ~」。

比較的若い年代が相手への相槌に使う表現だ。
職場等で、ちょっと蘊蓄などたれようものなら
たちまち「あ、ホントですかぁ」が連発。

いやいや。まだ内輪の会話なら許せる。
取引先との打ち合わせや
面接などのオフィシャルな場面でも、ちょくちょく登場するのだから
きっと「一般的な」表現なのだろう。

しかし
この表現。

「あなたの仰ったこと、わたしには信じられませんけど」って
暗に言われているみたいで、
個人的にはものすごく「不快」なのである。

もし自分なら「あ、そうですねぇ」で済むのに、と
連発される「ホントですかぁ~」に
「嘘じゃないってば!」と、いちいち心の中で抗っている。

2012年2月15日水曜日

印象派再発見

2月10日、箱根・仙石原のポーラ美術館を訪れた。
ポーラ美術館は2002年の開館から10年。
2010年に公益財団法人化された、ちょっと存在感のある美術館だ。

企業オーナーが40年余をかけ集めた、9500点の美術コレクションは、
19世紀フランス印象派、エコール・ド・パリといった近代西洋絵画のほか、
日本の洋画、日本画、東洋陶磁、日本の近現代陶磁、ガラス工芸、
そして化粧道具など、多岐にわたる。

コレクションだけで企画展が出来てしまうのが、この美術館のすごいところだ。
「印象派の行方-モネ、ルノワールと次世代の画家たち」
2012年1月21日~7月8日

日本人が大好きな印象派の展覧会は、
最近ちょっと多すぎて食傷気味だったのだが。
印象派の双頭と次世代の作品を1点ずつ次々を並べた比較展示は
ベタながら潔い企画。

「第1部 1886年-ゆらぐ印象派」では、モネ、ルノワール、セザンヌらが
印象派からの離脱を、「第2部 1900年以降-次世代のまなざし」では
印象派を離脱した彼らが受けたフォービスムの影響や
ピカソ、マティスといった抽象画家たちとの接点を探るというもの。

キュビスムのピカソがルノワール作品のコレクターだったことや、
マティスがルノワールに影響されたことなど
美術史では次世代の旗手たちが、もれなく印象派とともにあり、
モネ、ルノワールたちの変化も時代とともに見受けられ。

なかでも興味深かったのは、
「ピエール・ボナールのアトリエの壁 1945年」という、1枚の写真。
アトリエの壁には、他の画家たちの作品が印刷された絵葉書が点在し、
当時ボナールが受けた影響をそのまま写し出していたのだ。

・・・という訳で、ちょっと見方を変えれば
見なれた名作もまた新しい発見が生まれるというもの。
都心から片道2時間のバス旅は、印象派「再発見」の小旅行だった。

この美術館はスーラ、シニャックらの点描が
ゆったり観られる空間だ。
作品の対角線×2倍という理想の距離を、存分に楽しめるのだから。

地形を利用したユニークな外観

ギャラリー仕立ての併設カフェ



     ☆併設レストランで“再現”された「ルノワール家のごちそう」  企画展限定コース☆ 
                    
                        スープ「ブイヤベース アレイ風」

                
                       ☆ 
                             

メインD 「鶏のロースト」 
☆ 

デザート「クリームブリュレ チョコレートアイス添え」

                                                              ☆当日の印象☆ 

中井SAで“収穫”!
 

2012年1月27日金曜日

寒梅のプライド

雪も積り、今年の冬は久しぶりに大寒らしい大寒だ。
巷では大学入試センター試験が行われ、高校も推薦入試が始まり、
受験生たちにとっては、過酷な時期だ。

緊張感と高いテンションでみたされるこの季節は、
寒風にさらされる梅一輪の白が潔い。

つらいけど、凛と胸を張り、北風に向かってほしい。

かつての大人は、こたつで丸くなってますから・・・。

2012年1月6日金曜日

年頭のごあいさつ

旧年よりの業務満載、の事情も手伝ってか
各所へのご挨拶が遅れ気味の2012年。

気分だけでも辰年にふさわしく
昇り竜のような上昇気流に乗りたいもの。

皆さまにとっては、本年も健やかに。
そして、よろしくお願いいたします。